内偵による素行調査

探偵には対象者の「素行」を調べる調査があります。

素行調査といっても調査対象者を尾行、張り込みなどの行動調査をして現在の行動を確認するものではなく、過去の状況を聞き込みなどの内偵によって事実を掌握するもので就職時の採用調査や結婚調査、身元調査などで活用される調査方法です。

現住所以外にも過去の居住先を調べあげて、その周辺近隣に対して聞き込み等による内偵を実施して対象者の過去の素行状況を実態を把握するという方法です。
この方法では過去の素行面ばかりではなく、対象者の性格や健康状態、思想背景、宗教なども把握できる場合があります。

周辺近隣は意外にも様々な事を見聞きしている場合が多いのです。
まして地方の方が都心と比べ近隣との交流は盛んで、多少離れていてもいろいろと情報を持っている可能性はかなり高いのです。ですから地方での内偵調査の場合は調査範囲を広げなければなりません。

都心の独身者用のアパートやマンションのように殆ど挨拶も交わした事や話した事も無いように付き合いの薄い人での共同住宅でも何時頃に出勤、帰宅しているとか、よく異性が遊びに来ていた、近隣とのトラブルの有無を知っている場合もあります。

例えば毎日、深夜に帰宅しているとなると夜間にアルバイトをしている可能性が高くなり、この情報程度でも人を知る上では重要な情報なのです。

この程度の僅かな情報でも人物を知る上で役立つ事があります。

逆に地方や住宅地域ですと近隣との付き合いが濃く、聞き込み自体に細心の注意を払わないと対象者宅に調査そのものが漏れてしまう場合もあります。
対象者にいかに察知されない様に様々な情報を聞き出すのがプロの探偵としての技術なのです。

以前の居住先だと対象者が既に転居している為にわだかまりも少なく、人によっては対象者についていろいろと話をしてくれて情報を集めやすいとも言えます。

過去の素行面を重視する採用や結婚などの身元調査においては非行性、粗暴性、偏執性などから時として警察に迷惑を掛けてしまった様な前科、逮捕歴を確認する事も出来ます。

小さな事件でも対象者の過去の居住先でも早朝に逮捕されたとか家宅捜査があったとかは近隣からの周辺ニュースとして聞ける場合もあり、人物を判断する上で重要な情報が得られるのです。その犯罪も薬物事犯や性犯罪、反社会勢力との関与関係といった場合には隠し通す人が殆どです。

この様に内偵による素行調査では様々な身元調査においても充分に活用されていますが浮気調査ではこのようにはいきません。

時として過去にある観光ホテルに浮気相手と行ったらしいので写真を持ってそのホテルに内偵をして欲しい。との依頼がありますが現在は個人情報の観点から社員教育も徹底としており、協力は得られないのが実情です。

ましてホテル従業員はずっと見張っていた訳ではありませんから裁判などの証言としてはかなり弱い情報です。まして防犯ビデオを確認して欲しいなどはドラマや映画の世界で刑事事件でない限り、民間に見せる事はありません。

浮気調査における内偵は浮気相手特定の際の身元調査で実施する位です。浮気調査では尾行による証拠がどうしても必要となります。

不貞行為の現場の写真や映像など目に見える証拠が必要なのです。それは不貞行為が民法上の「不法行為」であり、その成立要件が比較的厳しいためです。
そして、目に見える浮気の証拠を抜きにして「浮気や不貞の立証」は簡単には行かないのです。

裁判所が不貞行為があったと判決を下せるようなしっかりとした証拠が必要となります。そのためには探偵に尾行と証拠収集を依頼しましょう。
不貞行為を認めない人物が相手ならば「不貞の証拠」の必要性は非常に高いと判断できますが、通常は証拠もなしに不貞行為を認めたりはせずに逆に否定する人物のほうが多いです。
自ずと浮気調査を用意周到に実施することが如何に大切であるかも認識されることでしょう。

探偵にしてみれば聞き込みにしろ、尾行や張り込みにしろ、区別はありません。依頼人のために結果を出す努力をするだけなのです。しかし、目的にあった調査を行うことができなければ依頼人のための結果を出すこともできません。
優れた探偵事務所なら、その目的に沿った、ポイントを外さない調査を遂行することが可能なのです。
逆にそうでない探偵事務所は的外れな調査を多くしてしまいます。

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